| ||
海洋生物たちにまつわる幻想的な深海神話です。普段は私たち陸のもの達とは別の世界にいて、けれども確かに存在している奇妙で愛すべき海の住人たち。そんな彼らに想いを馳せながら、どこまでも深い海の世界に心が静かに沈んでいくような感覚が味わえます。お話に出てくる深海生物については画像検索などしながら読むとより一層味わい深いです。つたゐさんのおかげで、私は今まで知らなかったたくさんの魅力的な深海生物たちと本の世界を通して出会うことができました。 | ||
タイトル | 海嶺渓異経 | |
著者 | 孤伏澤つたゐ | |
価格 | 450円 | |
ジャンル | ファンタジー | |
詳細 | 書籍情報 |
| ||
「眠る」ということは、時間の流れに句読点のような区切りを打って自分を確かめることなのかもしれない。 この本を読んで、ふとそんなことを考えました。 自分が存在すること存在しないことの途方のなさが、頭で理解するのではなく肌に染み渡っていくような、不思議な美しい物語です。 | ||
タイトル | ゆめのむすめ | |
著者 | 孤伏澤つたゐ | |
価格 | 700円 | |
ジャンル | JUNE | |
詳細 | 書籍情報 |
| ||
滅び行く世界または滅びてしまった世界を背景にして、熱い恋心を心の内に秘める女性達が力強く生きるファンタジーアンソロジー。 ヒロイン達は滅びゆくものと向き合い何かを失いながらも心の真っ直ぐさを失わず、それぞれの凜とした姿が心に沁みます。 強い女性達が恋に揺らぐ心情もいじらしく、一筋縄ではいかないそれぞれの恋の行方に切なくなったり、ハラハラしたり、ほっこりしたり、お話ごとに様々なもどかしい「両片思い」を味わうことができます。 「滅び」というキーワードに彩られた世界観もそれぞれ個性的で、読み応えのあるアンソロジーです。 | ||
タイトル | 両片思いアンソロジー「金のロベリア」 | |
著者 | 藍間真珠、天野みなと、育美はに、柏木むし子、楠園冬樺、立田、たつみ暁、蝶々、鳥井蒼、深海いわし、群咲すみれ | |
価格 | 1000円 | |
ジャンル | ファンタジー | |
詳細 | 書籍情報 |