あまぶんでは書籍の各ページに推薦文の投稿フォームがあり、
推薦文を投稿することができる。
これは初回の「尼崎文学だらけ」から導入されている、いわば本イベントの名物だ。
さらに、今回より「アマビブチャンネル」(以下アマビブ)という企画が追加された。
これは「アマビブで取り上げてもよい」にチェックが入った推薦文について
主宰およびゲストが語り合い、その作品の良さをさらに引き出すというものだ。
4月25日、「服部匠」の書籍
「蒼衣さんのおいしい魔法菓子」に、最初の推薦文が入った。推薦者は高梨來だ。
ふしぎな魔法菓子にまつわる物語とのこと。
「あまくてにがい、優しい魔法をあなたに」と題された推薦文には、
「魔法」とその裏腹にある「人生のつまづき」が示唆されている。
その「人生のつまづき」とは本作に登場する「蒼衣」と「八代」のもののみならず、
この本を手に取った読者のものですらあるのかもしれない。
であれば、読者に寄り添うこの作品こそ、まさに「優しい魔法」となりえるのではないか。
熱の籠もった推薦文に感謝したい。
アマビブではこの推薦文をたよりに本作の魅力を紐解いていく。
アマビブの開始は5月中旬を予定している。