木村凌和 エンタメ 微かなきっかけで変わっていく人間もようを描いた群像劇や、蟹が出てくるお話などを書いています。[Twitter]Tweet 蟹摂食思考機構 木村凌和 200円 エンタメ 電子生命《カルサイト》のキャリーに「食べられたい」と言う毛ガニの蟹(名前)。 板挟みになった少女アキは、十七歳だった頃のひいおばあちゃんを再現したシュミレートデータ・タマちゃんの助言を得て、蟹を茹で、炭酸カルシウム系電子生命へ転成してしまう。 生まれて初めてカニを食べた電子生命と少女、データから電子生命へ転生した電子たちの願いの物語。 ほんのり固め翻訳風SF。 竜の伝説 木村凌和 800円 エンタメ ★推薦文を読む 高校二年生の暮葉は行方不明の兄を探している。だが、暮葉は兄を狙う危険な連中に追われていた。 危機を救ってくれた二つ年上のクラスメイト・翼が言うには、暮葉の兄は翼たち一族の仇敵なのだという。いっぽう、二人の知らないところで暮葉の兄・皐月と翼の義姉・颯は一夜を共に過ごしていた。 暮葉は、皐月が研究していた異能力者《竜使い》に追われる中で翼と惹かれ合い、自らの出自を認めて未知の道へ踏み出していく。 「cigar」、「竜を喰らわば皿まで」、「輝く瞳に夜の色」で構成されている群像劇シリーズの始まりを描く。シリーズ入門はもちろん、この一冊だけでじゅうぶんお楽しみいただけます。