十一月都々逸「葉」

四つ葉を探してふたり歩いた思い出みたいな冬の空

散ったところで何度ものびるクズの色した自己主張

とぎ澄まされたカヤの葉みたいに言葉で刺したい別れ際

大麻みたいに酔わせてみてよどうせこの世はわるいから

どうせ死ぬなら葉っぱになりたい誰も知らない道端の

       ■ にゃんしー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です