十月都々逸

「花葬」

葬式で知った花の名前に生きた理由を思い出す

「仮想」

忘れたままの思い出だけが今の僕には大切で

「火葬」

灰になるまで愛していたよたとえば空が青くても

「仮装」

恋人のふりを装っていたほんとは全然わるかった

「カソウ」

無色無臭を水に溶かしてあなたに飲ませる苛性ソーダ

       ■ にゃんしー

    

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