でたらめに星が並んだ夜のこと 目を光らせて出かける準備
お星さまの評論家気取り彼氏気取りにぎやかな深夜のファミレス
星同士のケンカだパンチが当たるたび夜空に上がるぐちゃぐちゃな星
来年の花火は一緒に見ようね、とコメット・ハレーと約束したこと
図書館で迷うというのは本たちに愛されている証拠なのだよ
おおい、ぼくだ。いい子にしてれば小さな死をあげるよ窓を開けておいてね
視えなくても残った絆があるかぎりトゥインクルぼくはだまされないぞ
戦いは昨日の明日 おとうとは短歌バイキングで腹いっぱい
絶対に泣かないことを条件に星の紳士に会わせてあげる
彗星にみんな何かを盗まれて、恥ずかしいから話はおしまい。
■ 壬生キヨム