九月都々逸「月」

四角い月に魅せられていたおかしい世界の真ん中で

ぼくのいない国に暮らしてみたいな月が3つあるあの星の

引力重力どうでもいいけど引き合う力を愛と呼ぶ

空に浮かぶもの愛を統べるものきみがわたしにくれたもの

月のなかにあるわずかな水は塩辛いのか涙のように

きみの命はあの月みたいだ無くてもいいけど美しい

 

        ■ にゃんしー

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