十一月題詠「葉」

これはもと何枚の葉かティーバッグの中はよく見えない緑茶

これはよく見える茶漉しでこしているこれから立てる安いお抹茶

この中にも葉はあるのかと振ってみるインスタントミルクティーの粉末

残された葉書の画像データをみ君に手紙を送りたくなる

樹であった葉は確かに樹であった落ちたときにはもうただの葉で

       ■ 朝凪空也

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