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「反射光が意味を成すのは月が月であるからだ」 |
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140字で切り取られた風景。 幻想の、日々の生活の、極限の、その刹那。 どの刹那……断片にも、さまざまな色合いの輝きが潜んでいて、その輝きは、「断片」の過去と未来、登場人物たちの文字としては刻まれていない気持ちを淡く照らし、読者の脳裏にその姿を影絵のように映し出す。 輝きもまた、暖色のぬくもり、黒真珠の深淵、純白の清冽、蒼い哀切……さまざまな色合いを持っている。 各ページの書体も物語に合わせて選択された、作者の美意識が磨き上げた作品集です。 | ||
推薦者 | 宮田 秩早 |