出店者名 夕凪悠弥
タイトル それはいわゆる死亡フラグというものでして。
著者 夕凪悠弥
価格 500円
ジャンル ライトノベル
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紹介文
年末に孤島の洋館で開かれたパーティー。そこで起こった殺人事件。それを、客の中に居た探偵が鮮やかに解決――と言う様子を観客気分で脇から見ていたニートのお嬢様、黒田茜とそのメイドの真里奈だったが、事態は段々おかしな方向に転がりはじめて……?

「少し、外に出てくれないか」
 私が何にはばかる事もなく、優雅に引きこもりライフを送って四年目が過ぎたある日。唐突に父の自室に呼び出されていた。
「今度とある島で忘年・新年パーティが開かれるのだが、私は先約があるので行けないのだ。向こうは代役でもいいから血縁のものを寄越して欲しいと言ってきたのでな」
「血縁って……何ですかそれは。うちの家が顔を出すことに何か意味が?」
「向こうにも色々と事情があるのだろう。というわけで、だ。年末年始とはいえ大晦日と元旦を挟んで五日も孤島に滞在できるような暇人に白羽の矢が立ったというわけだ」
「暇人とは失敬な。日々世界中の情報を集め、株式市場やら為替相場とにらめっこして莫大な富を築き上げている才女になんて言い草ですか」
「そんなもん小遣い稼ぎだろうが。そもそも稼いだ金は全部お前のわけのわからん趣味に消えているだろう」
 一応損害込みでも年間で税抜き純利益は四百万を超えているのですが、そんなものは『ウチ』ではささやかなお小遣いに過ぎません。漫画とかアニメ、ゲームで大半が消えるしね。最近は特典目当てで複数買い余裕ですし。
「というわけでその才女様とやらにはしばし仕事をお休みしてもらって、孤島でバカンスを楽しんできてほしいのだが」
「ものは言いようですね」
「で、行くのか、楽しんでくるのか、どっちだ」
「……つまり選択権がないんですね、最初から」
「断るといろいろ面倒なのでな。話しかけてくる相手に愛想笑いだけして後は安物の食事をむさぼってくるだけでいい」
「……さいですか」
 まぁ、もともとこの男にはあまり逆らえない。私も稼ぎはあるとはいえ、一応屋敷を間借りし、衣食住はまだ頼る部分が多い身だ。
 年末年始の取引再開までは時間はあるし、お金の意味では心配はない。特番編成でアニメもないから、いいっちゃいいんだけれど……。
「年末年始は部屋にこもって懐かしのアニメいっき見しようと思ったのになぁ……」
 私の恨み言も父には届かず、そんなこんなで私のネオニートライフは、しばらく中断となることとなった。


お約束は知る者だけが楽しめる絶対正義
メタいのも好きだし、お約束系探偵ものも好き!
サクサク楽しく読めた!

お嬢様の自身に危難がふりかかるまで我関せずなところが超良い。
積極的に謎を解きにいかない、それもまた探偵の醍醐味

あと、有能チートな執事っていいよね
推薦者小高まあな

清く正しい(?)ライトノベル
ネオニートの最凶……もとい最強お嬢さま、茜と駄メイドの名をほしいままにする(?)真里奈のコンビが光ります。
鋭いメタネタ、軽やかな言語センス、テンポ良く展開し、(良い意味で)期待を裏切らない物語。
こういった技術やセンスがぎっしり詰まっているのが、ストレスなく読める軽さの秘訣なのでしょう。

昨今の(と書くと主語が大きくなりますが)転生チートやハーレム、セカンドライフ系ラノベとはひと味もふた味も違う、文字通り「ライトな」小説です。
気軽に手に取って、ムフフと笑って元気になれること請け合いです。
推薦者凪野基

テンション高め
内容が内容なのにあっさりとテンション高めで
進行する物語、キャラクター。
ゆるいのにギリギリ。
ギリギリなのに何故か不安さはないという
そんな空気が楽しいです。
これ以上ない程に完結していますが
また別の物語でこの二人を読みたくなります。
推薦者第0回試し読み会感想