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あまぶんウェブショップ

販売は2021年7月31日をもって終了しました。
たくさんのご注文をありがとうございました。
  • 空を彩る追憶の華

    桐谷瑞香
    500円
    エンタメ
    ★推薦文を読む

  • 「さあ、ご覧ください。空を彩る華を。
     そして見つめてください、あなたの心の中に映る華を――」

     町の技術披露会に参加することになった少女セシリール。参加が公になった直後、謎の男達に襲われる。だが上司が雇った護衛フィックの手により、難を逃れることができた。口悪い彼に苦手意識を持ちながらも、会が終わるまで護衛してもらうことに。
     ある出来事を境にして二人の関係が深まる中、フィックが抱いている過去を知った時、物語は過去から未来へと繋がっていく。セシリールは妨害を受けながらも、技術披露会を見事為し遂げることができるのか。
     成長する技術屋の少女と、過去を見つめ直す護衛の青年が織りなす、中編ファンタジー小説。

    ・文庫/184p/カラーカバー
    ・イラスト:himmel様

試し読み

 大勢の人の前に立つのは、とても緊張する。誰かが言っていた、どんな人間でも緊張はするものだと。だが初めての経験になる私にとっては、周りが思っている以上に震えていた。
 大丈夫、大丈夫、そう言い聞かせて、壇上のすぐ脇に移動する。
 観客席に顔を向ければ、応援してくれる人たちの顔が見えた。
 嬉しそうな顔、私と同様に強張っている顔など、普段は見せない表情を皆していた。彼ら、彼女らのためにも、頑張らなければ。
 そう意気込むと、かえって力んでしまい、逆に手が震えてきた。手を握りしめて胸の前に置く。目を瞑り、大きく息を吸い込んだ。そしてゆっくり息を吐き出しながら、今ま出会った人たちのことを思い出した。
 自分の新しい技術的発見を一緒に喜んでくれた人。それを発表にまで持っていこうと促してくれた人。前向きな提案をしてくれた誰もが、希望に満ちた輝いた顔をしていた。
 その想いに応えられるだろうか――。

『あたしは好きだな』

 不安で心がいっぱいになりかけていると、過去の自分に大きく影響を与えた少女の言葉が脳内に響いてきた。人懐っこい彼女と出会えたのは、私にとっては幸運であり、大きな転機だった。
 深呼吸をして、心を落ち着かせる。私には見守ってくれている人がいる。皆、大丈夫だと言ってくれた。だからしっかりとした足取りで壇上にあがろう。
 辺りは暗くなっている。明るい色の変化が主としたこの技術には、適した時間になっていた。
 この壇上の先に何が待ち受けているかわからない。
 過去に囚われて立ち止まるのか、未来を見据えることになるのかもわからない。
 それでも今を一生懸命生きることには変わりなかった。

 さあ、行こう。
 過去の私が踏みだし、未来の私となるために。

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読了爽やかハイファンタジーともふもふ

すごく気持ちのいいお話でした!!

主人公が嫌味のないいい子だし、周りの人も優しいし(悪い人は除く)発表のシーンとか綺麗。

あと大きいもふもふは正義。
鳥好きとしては見逃せないもふもふ。
冠羽あるもふもふ。びっくりしたら冠羽がひょこっとたつ大きいもふもふ、最高(?)

小高まあな