我が娘は現在二歳で、好物は納豆ごはんだ。そこに海苔とシラスを入れるととても喜んで食べる。野菜はあまり食べないものの野菜ジュースは好きなので毎日飲ませ、味噌汁も好むのでせっせと飲ませている。しかしそうやって食べるようになるまで辛い闘いの日々があった。思い返せば数か月のことなのだけど、それが今のところ育児しんどいランキング堂々の第一位であり、塗り替えられる気配はない。そういうわけで私の育児しんどいランキング堂々の第一位、離乳食のことを書こうと思う。
離乳食は生まれてすぐは母乳か粉、液体ミルクを飲んでいた赤ん坊が、大人と同じものを食べるための練習メニューであり、初期、中期、後期に分かれる。初期はほぼ液体のおかゆやすりつぶした野菜などで、胃に少しずつ物を入れて消化する練習をしていく。続いて中期ではもう少し固形に近い形の柔らかく煮たおかゆ、野菜、肉や魚など、後期は更に固形に近づける。それぞれ初期は生後五か月辺りから一日一回、中期は七か月ごろから一日二回、後期は九か月ごろから一日三回と食事自体の回数も増やしていく。
私がしんどかったのはこの内の中期だ。中期の離乳食を提供していた七か月と八か月の間、それにその前後数週間ずつ。娘はほとんど離乳食を口にしなかった。粉ミルクを嫌う子でもあったので、母乳とわずかな麦茶、それから後述するほんの少しのお菓子だけで生きながらえていた。
※なっぱ(偽者)「食べるや食べざるや、だが食べない」より