第三話「なんにもないが、あるんだよ」
2011.07.16(Sat)
どーもです。
にゃんしーです!

はいっ、エー
企画「夏王」の
第三回目でございます。
今回も「夏らしさ」、
探しちゃうよー。

今回のテーマは「なんにもないが、あるんだよ」。
行き先は、大阪屈指のテーマパーク「USJ」です。
ただし、USJの中には、はいりません!

夏休み、USJに連れていってもらいたいけれど
連れてってもらえない。
自分で自転車で行くんだけど、中までは入れない。
仕方がないから、自分で面白い場所を探す。

そういう少年の視点で、
USJ周りを探索してみようかと。

いっくよー


いつも通り、43号線で淀川を越えます。
阪神なんば線は
今日もかっこいい。


ガード下には空き地が広がっている。
こういう場所には、何かある。


正蓮寺川です。
阪神高速2号淀川左岸線が
建設中です。
川は地中に潜るのかな?


いやっ
パワーショベル、沈んでますけど?!


川沿いには得てして
素敵な景色が多い。
保育園とか。


防潮堤の扉の奥に
駐車場があったりとか。


菜園ではいろんな
花や野菜が生えています。
雄々しく真っ直ぐ伸びるひまわりがいい。


団地のなかに商店街。
めっちゃ便利やし
いいですよね。
地域密着型で。


JRゆめ咲線に沿って、南へ下っていきます。
電車はUSJ仕様!


線路沿いも、素敵な景色が多い。
あさがおが満開!
元気!


この踏切は某化学工場専用で、
その奥に入ることはできません。
入場禁止も、そりゃ当然なんだけど
こういうの、聖地っぽいよね。
現代の聖地。


ユニバーサルシティ駅到着!
駅名がかっちょいいですな。


駐輪場が無料という僥倖。
チャリで来られない距離ではないので
こりゃ重宝するぞう。


改札口でみんなはしゃいでます。


駅から出ると、そこは夢ワールド!
おおおー、た、た、楽しい!


駅前にはスタバもあるし


ハゲダもあるよ!
ハゲダというのは
正しい略し方なのか。


USJまでの道に沿って
いっぱい楽しいお店があります。


フィギュアを中心としたおもちゃ屋さん。
博物館も併設していて
なつかしのフィギュアをいっぱい見ることができます。


なんしかピンクな雑貨屋さん。


JUMP SHOP!
ジャンプのグッズがたくさん!


リトル大阪では、大阪独自のアイテムがたくさん。
お菓子に銘酒に雑貨。
お土産に重宝しますね。


グリコ専門店がでかい。
おもろいお菓子がいっぱいある。


「面白い恋人」ていいよね。
恋人は、面白いのがいい。


ごはんのお店もいっぱいあって
たこ焼きミュージアムでは
いろんなお店のたこ焼きが食べられたり


お菓子!
フローズンヨーグルトのお店とか


テーマパークといえばポップコーン!


マクドすらゴージャス。


USJ専門店ももちろんあります。


そんで、ハードロックカフェを通り過ぎると
そこには……


いよいよUSJ!


盛り上がってます!
中には入らへんけど!


キャフー!


お土産は外でも買えます。


とりあえず記念撮影など。


Universalの名が冠せられるだけあって
異国情緒あふれる場所です。

しかし、今回の目的はこれだけじゃなくって
USJの裏にある、面白い場所を探すことです。


海沿いにはこんな場所が。
天保山に向かう船が出ています。
青い空と海がまぶしい。


チャペルもあります。
結婚式が行われてました。


海の向こうには工場とか
天保山の観覧車とか。


線路に沿っていくと
桜島駅があります。


終点です。
この企画をやってて、終点に行くことって結構ある。
いい言葉やもんな。終点。


工場の町。
けど、家もいっぱいある。
生活している。


観覧車が見える町で
暮らすひとたち。


工場は土曜でも動いていて
お兄さんが飲み物を買いにきたり
ヤクルトの3輪車が行き来したり。


ちいさなお店では
扇風機がカラカラと回っています。
工場のひとたちの仕事を支える
大切なお店です。


高架に沿っていくと、あんねん。


打ち捨てられた海岸。
普通には入れなくって、ちょっとした抜け道を歩いていくと
ここには入れる。
工場の音だけが遠くに聞こえる
入ってはいけない場所に入ったようで
心臓がどきどきする。
こういう気持ちは、「少年」を持ってるひとならわかる。


海のすぐ近くまで行ける。
潮の香りが夏の暑さに乗って
強いくらいにむっと香ってきて
咳き込んだりする。


最後に撮った写真、ボケた。
映らないものもある。

少年の日の群像が
かげろうのように見える。

さわることができないのは
身体のなかに持っているから。
近すぎてわからないこと
結構、ある。

突き抜けるくらい高いところ
そこは、少年だけの場所。
生と死の狭間。
空と海の境目。
水平線にゆれるかげろうは
ぼやけながら
ときどき、ひかりを強く描く。

早く強く打つ心臓の音が
命の輪郭を浮かび上がらせた。
USJの裏は、少年の聖地やったなあ、と。
なんとなくやばい、入ってはいけない感じがして
それが生きてることを浮かび上がらせる。

聖地ってそういう場所やねんな。
入ってはダメで、そんで、命を感じさせる。
ゆうてみたら、宗教的やけど。

今回、夏の王様からもらった
宝物は
「少年の心」
で。
思い出した!

みんな持ってるけど
ときどき、忘れそうになる。
大人になると、とりわけ。
少年のままで生きていけるわけも
ないけど、完全に忘れてしまうのは
さびしい。

思い出すことで、自分の支えているものが増える。
立体的になる。
それは、「強さ」と呼んでいいものじゃないでしょうか。


USJの外を中心にまとめてしまったけど
USJ自体もよかったな!
(厳密には中に入ってないけど!)
ここにも、また行ってみたい。
これもひとつの「少年」に違いありません。

戻る