第ニ話「船の町」
2010.12.04(Sat)
こんにちは。
うたっておどってへんなかお。
尼崎、なぞのおどりこ。
にゃんしーです!

前回より始めました
企画「自転車でどこまでも行けるひとが好き!」。
2回目でございます。

尼崎・西淀のおもしろスポットを自転車で探索するという
本企画ですが、今回は「船の町」に行ってきました。

船の町には駅がひとつあり、その駅の名前は「千船」といいます。
千の船書いて、千船。
通勤途中にここを通りがかって、まずその名前に惹かれたし
それから、この船の町の地形にも惹かれました。

船の町は、周囲四方を川に囲まれて、周囲から独立しているのです。
島というか、洲というか。まあ、洲ですね。

一体、どんな町なんだろう、と
今回突撃したわけでした。


金網のむこう、川に隔てられているのが、今回の目的地。
「船の町」です。


川沿いには、船着場があります。
近辺に住むひとの、生活とも密接に関わっているのでしょう。
船着場の向こうには、鳥居も見えます。
水との生活は、すべからく神様とともにあるものだと思います。


橋を渡って、船の町に入ります。


橋の手前には、関門があります。
増水のときには、ここが閉まります。


川では、船が働いています。


船の町の東側、堤防沿いに道が走っていて、
さわやかな秋の風が吹いています。


川沿いのお店は素敵です。


川沿いには、幼稚園もあります。
マンションの1Fを利用している様子。
子どもが過ごすのに、とてもいい場所ではないでしょうか。


2号線まで上がると、川沿いに公園がありました。
川のすぐそばまで下りることができます。
近くまでいくと、いくぶんかひんやりした風が吹いています。


2号線を越えると、住宅地に入ってきました。
古くからのお店もあります。
自動販売機、動くんでしょうか……。


船の町の北側は、住宅地です。
でっかいマンションがいっぱいあります。


高く、高く、伸びるマンション。


船の町の最北。先端です。
壁の向こうは見えないけれど、川がここで分岐しているはずです。
先端にはでっかいマンションがあって、
多くのひとがここで暮らしています。


船の町の西側からは、尼崎にいけます。


橋には、一通り関門があります。
増水の際に閉まるのだと思います。
船の町の生活は、自然とともにあります。


船の町には、ケンタッキーがある!


ガンダムの基地のような
おしゃれなマンション発見。


阪神電車に沿って、細い路地を抜けていきます。


千船駅です。
このあたりは、生活のベースという感じがあります。
グルメシティ・スーパーマンモスなど、でっかいスーパーが多く
食品を中心に、一通りの生活雑貨を扱っています。
駅の中には、アバリーナという服飾店や、ロッテリア。
駅のすぐそばに、千船病院もあり、何かと便利な場所です。
近辺にあるお店はいずれもレトロ調で、ゆっくりとした時間が流れています。


アーケードを抜けていきます。


船の町は、堤防から内側に向けて低くなっていて、
坂が多くあります。
水とともにある町は、坂の町でもあります。


都会では珍しくなった空き地。
枯れ草が、風にそよいで。


千船温泉。
入ろうと思ったら、営業時間ではなく残念。
大きい温泉のようなので、今度挑戦します。


船の町の南側は、一転、工場が多くなっています。


巨大なプラント。
夜は、さぞきれいに光ることでしょう。


43号線より南にいくと、工場だらけになります。


南の端に向かって。


橋を渡り、船の町を去ってゆきます。

水とともにある町というのは、共通の特徴を持っています。
広島の尾道しかり。滋賀の菅浦しかり。
たいてい坂があって、神様がいて、さわやかな風が吹いていて、
ゆっくりとした時間が流れています。

そこに住んでいるひとというのは、
みんな心に海を持っています。
広く、深い海です。
なぜる風にささやかに凪いで、多くを許してくれるような
母の優しさを持っています。

船の町のおおらかな風に吹かれながら、
そんなことを考えていました。


そんでもって。
歌ったった。
作品の「つばめ」を歌ったった!

聞けー!

「つばめ」

がんばってなんか言えなかったよ
がんばらないでも言えなかったよ

あなたは走る つばめのように
よく晴れた日に 青い空のした
わたしは見てる それを知ってる
吹く風につい 目をつむるけど

両手をひろげてにこり笑った

あなたをのせて かぜがふいたら

がんばってなんか言えなかったよ
がんばらないでも言えなかったよ
誰より早く輝くあなたの
つばさに見とれる以外できずに

チャイムが流れる校庭のすみで
コーラを飲みほす一匹のつばめ


あなたは飛べない つばめのようには
空を見上げて くやしそうにして
けれど知ってる そして持ってる
大地の上で 正しく立ってる

空より遠くをじぃと見つめて

光が見えたら 走り出すんだね

がんばってなんか言えなかったよ
がんばらないでも言えなかったよ
日焼けした足が 蹴りつける地面
舞い上がる土に 涙が出そう

さみしいチャイムが流れた放課後
色あせた空に 一番星


ぽつりと言った「つばめになりたい」
つばめになれない少年のうた
つばめみたいに空高く早く
きれいに飛べたら飛べたらきっと

早く走れたらいつかはつばめに
なれるかなんてそんな瞳で
夢を持ちなさい誰かが言ってた
残酷さゆえにつよく光る

がんばってなんか言えなかったよ
がんばらないでも言えなかったよ
誰より強く輝くあなたの
かたちに見とれる以外できずに

がんばってなんか言えないけれど
がんばらないでも言えないけれど
あなたを見てると言いたくなるよ
かっこいいよとそこが好きだと

ゆめをかなえてね
すんません。
ありがとうございまいた!

来週いく場所もすでにめぼしをつけています(ーー)
尼崎・西淀は素敵な場所が多くて
楽しみです。

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