出店者名 mille-feuille
タイトル 闇夜色の書
著者 伊藤裕美
価格 700円
ジャンル ファンタジー
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紹介文
初の児童向け長編小説。
おかげさまで第2刷。
イラストカットにも初挑戦しました。

下校途中に見つけた不思議な闇夜色の書に導かれ、マダム・ポレールのコルセット店にやってきた星子。
助けてくれた霧彦の忠告を聞かず、同じ志の少女たちと店の候補生になるが、ポレールには恐ろしい秘密があった…。

◇A5判◇96頁◇発行2014/9
※立ち読み→http://0mille-feuille0.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-73e7.html?optimized=0


美しいものには毒がある!
真っ黒な装丁に浮かび上がる、金色の本の印刷。
その存在感だけで、「何かある…!」と思わせる。
不思議な図書館、謎の「黒い本」。そこへ導かれ、忠告も聞かずに本の中の世界に引き込まれる主人公。
コルセット、リボン、レースなど乙女心をくすぐるアイテムがたくさん出てくる。情景や心理描写など、ディテールの表現が凝っている。まさに繊細なレースを重ねたかのような。
そこで制作されるコルセットの秘密とは…?ラストまでドキドキが止まらない。
古いセピア色のフランス映画のような雰囲気で、映像化された作品を観てみたい(もちろんフランス語で)。
久しぶりにコルセット(もちろん医療用ではない)をキュッと締めたくなりました。
推薦者綺鱗舎