いつか見た日々それはいつか見た日々果てなくとおくちかく行き来する飛び去る余韻の残響匂い立つゆびさき蓄積されながらとけあっているあらゆる記憶を一層ずつ剥がして透かし見た展示室夕暮れが赤く反射してきらきらと塗りかえっていった記録に埋もれて見つかりたい/見つけられたくない狭間でゆれるようにたたずむ連なりをしぶとくゆすって調べを聞くように光を浴びて見つめる足元にある時間引き連れたものごと抱きかかえて出ていく一番星へと跳ねて明日の日常を捕り逃さない