ポエトリーリーディング大阪 vol.4
2011.06.19(Sun)
イベント「ポエトリーリーディング大阪」4回目です。
今回も前回に引き続き、
「油野美術館」様にて
行わせていただきました。

白い壁紙に暖色系の照明が映える
素敵な場所です。
コンクリの壁は音を反射させやすく
ひとつひとつの言葉が反響を伴って
説得力をもって心のなかに残ります。

最初は「オープンマイク」でした。
この時間では、お客さまに5分間、
時間とマイクが与えられます。
この間、自由にパフォーマンスをしてよいという催しです。
個性豊かな詩人・ラッパーの方が出演してくださり、
場を温めてくださいました。

続いて、本編です。

泉由良が体調不良で欠席であったため、
私が「Nancy」名義で詩の朗読をしていた頃の
作品を持ち出し、朗読させていただきました。


ちゃこさんです。
「詩の朗読」に限ればキャリアは短いながら、
演劇や、詩を書いてきた経験のある方です。
言葉の出し方が美しく、
書かれている言葉以上の意味や力が
組み合わされて心に届きます。
「朗読することの意味」に改めて気づかせてくれる
パフォーマンスでした。


八和詩めぐむさんです。
三重県から来てくださったゲストです。
発声の仕方が、朗読のそれとは異なり
独特です。
踊るように言葉が出されるのですが、
同時に強か。
芸術といってもいい美しい朗読に
皆で酔いしれました。

その後、休憩を挟んで即興タイムでした。
詩を即興で発するという試みです。
どんな言葉が発されるかという緊張感の中、
各自があきらめずに「詩」を作っていく様が印象的でした。


続いて、池上宣久さんです。
日本で最も有名な詩の朗読イベントである
「詩のボクシング」の常連の方です。
先日行われた兵庫大会でのプレイをなぞるように
朗読して頂きました。
「詩のボクシング」はバトルイベントです。
その熱さをなぞるかのような勢いのある朗読に
場内、大いに盛り上がりました。


最後に私、にゃんしーがパフォーマンスさせていただきました。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


今回は、詩の朗読らしいパフォーマンスを
中心にまとめさせて頂きました。
詩の朗読の可能性は無限です。
それはときに、「詩の朗読」というくくりから
はみ出してしまうこともあります。

しかし、「詩」というものに定義があるとすれば
それが「詩」の本来の姿なのではないでしょうか。


常に新しい可能性を探し、
パフォーマンスを行なっていきたいと思っています。

今後とも、よろしくお願いします。


最後になりましたが、お客様、ハコの方、出演者のみなさま、
ありがとうございました。
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