過去の結果

日曜の昼下がり、河川敷で寝そべっていた。
あんまり気持ちいいものだから、時間なんて忘れていた。

空が広い。雲が、流れている。
ハート型の雲をひとつ見つけ、思わず微笑んでしまう。

ずっと前からここにいるようでなんだか安心してしまう。
夕べのあいつとの喧嘩の苦しさも流れていく。
仲直り、しなきゃ、な。
素直になるなんて、忘れていた。

あいつと知り合ってから、数ヶ月しか経っていないのに、
もう数年もいっしょにいるような気がするんだ。
マリコは、ぼんやりと呟く。

いつの間にか、目を閉じていた。

いつの間にか、あいつの顔が浮かんできた。
夢の中へ入る一歩手前で、
ぬいぐるみみたいな大きな犬が、マリコの隣で叫んでいる。

ぷかぷかうかぶ、
うかぶ白雲。
さんさんお日さま
顔のぞかせると
青草そよそよと
おじぎする。

しばらくきちんとみてなかったベランダのワイヤープランツ　
久しぶりにみたら　花が咲いてて　ばかみたいで　なんか　泣けてきた

わたしがどんなに悲しくてもせかいはおかまいなしにぐるぐるまわってく
そしてこの体は生きるためにできているからどんなときでもおなかが空くのだ

さて、ご飯食べて洗濯して買い物にでもいこう

（先攻・大阪）待子あかね－（後攻・福岡）りん