オートカクテル2015耽美|テーマ文藝誌
執筆陣:伊藤なむあひ / にゃんしー / 赤木杏 / ひのはらみめい(そにっくなーす)/ 山本清風 / 牟礼鯨 / 霜月ミツカ / 恣意セシル / ちょまっこりーな / 馬場めぐみ / 水銀 / eb / 泉由良
√ 美しさを基準に結婚相手を選ぶことが、善良さを理由に 結婚相手を選ぶことに対してよくないと感じられるのであれば、それは何故だろうか?
美しさをつかまえることはできない、あなたはすでに敗北していたのです。
10代から30代まで、多彩かつ気鋭の13人の「美」への果敢な試行が実を結んだ文藝誌。
白昼社が数年おきに発行している文藝誌『オートカクテル』の2015年版。テーマを《耽美》に選び、
執筆陣各々が「〝美〟とは」について真剣、かつ意欲的に取り組む、小説・俳句・短歌・エッセイなどヴァラエティに富んだ1冊。
あなたの耽美は覆る。
- 伊藤なむあひ「星に(なって)願いを」
- にゃんしー「コトリ」
- 赤木杏「シンデレラ、──彼女について思う、二、三のこと」
- ひのはらみめい(そにっくなーす)「Beruf, 或いはナースの告白」
- 山本清風「意識が頭蓋の意識する」
- 牟礼鯨 俳句「色島」
- 霜月ミツカ「はつ恋」
- 恣意セシル「ナイフのベクトル」
- ちょまっこりーな 随筆「美の魔術」
- 馬場めぐみ 短歌「ぼくらのはなし」
- 水銀「夏至祭 / 午睡 / 秘密」
- eb「君ベア」
- 泉由良「vodka抄」
- 別冊付録「耽美映画の標本」赤木杏
悲しみも喜びも、優しさも乱暴も、理性も酩酊も、それらを美へと変換することを可能にすることが出来るのはおそらく人間のみ。
「美」は人間の文学である。
この本を今、手にとって下さったあなたにとって、 「美しさ」とは、何ですか?
この本の13名の書き手が考えた「美」への頁を辿る、 好い出立を願っています。
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