カマタまで文学だらけ
出店者名 白昼社
タイトル 子供の晩年
著者 馬野ミキ
価格 600円
ジャンル 詩歌
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紹介文
詩は、余白の芸術だと 田村隆一は言った。
ミキの余白は、誰より美しい。
(三上寛 推薦文)

無職透明、太陽の42歳 馬野ミキ幻の処女詩集ここに復刊!

2ちゃんねるのスレッドから始まった現代詩、才ある詩人は決して埋もれることは無い。
詩、孤独、優しさ、正午、夜、そして死。

 

わたしは、ありふれたものから詩をつくりたい
語の組み立てと結びつきの力はそれほど大きく、
万人の共有物から取り出して来たものにはそれほど大きな栄誉が与えられる。
ホラティウス(65-8 B.C.)
(序文より)



死ぬんだ
圧倒的に死ぬよ
完璧に
死ぬんだぞ
知ってる?
死だよ
わかんないだろ?
全員だよ
全員集合系
死さ
いなくなるんだよお前
わかる?
0だよ
生活とか現実とか関係ないんだよ
まじで。

          (「せいかつ」より)

「職務質問されたくなかったら、煙草を吸うとか携帯を持つとか何か用事のあるように振舞ってくれ」
一番後ろにいたこのオマワリは少し詩人だった
俺は奴の目を見た
(みんなで生きているということを忘れないでくれ)
そういう声が聞こえた

(アルタ前の無/馬野ミキ『子供の晩年』)


もし世界が美しく見えないのだとしたら、それは俺のせいかも知れないな、と俺はふと思った
それからつけようとした煙草に火をともすのをやめた

(阪神優勝の日/馬野ミキ『子供の晩年』)


俺は一人ぼっちだった
つまり完璧だった