『夏の懈怠』 蝉、 蝉、 蝉、鼓膜にしみて 蝉、 蝉、 蝉、頭蓋の中を反響す 蝉、 蝉、 蝉、こぼれた声は 蝉、 蝉、 蝉、樹液のようです。心にてろり 蝉、 蝉、 蝉、水晶体の光に溺れ … … …甘たるき 夏の懈怠に眠り堕つ