背筋に虫が這うような感覚に襲われた。そのまま耳たぶをきつく噛まれ、穴に舌をねじ込まれる。 「ふぅんんっ……はぁ……やめてください……」 「身の安全を確保するためにキミの自由を拘束させてもらう。艦長の義務だ」 肌と舌が絡まる音が耳障りで仕方がない。振り払おうとするが、余計に音を立てられるばかりで何の解決もならない。 間宮が耳に気を取られているうちに、腰にかかっていたショーツの端をはぎ取る。 「やぁあ! やめてっ!」 体から外された何の飾りもない白い下着はゴミ箱に放り込まれた。 「さて、この竹刀を使って……」 「いやっ! いやっ!」 足をバタつかせる。何をされるのかわからないが、手を固定されている以上、こうするしか抵抗の手段がない。 「執務机の一番下の引き出しに、縄が入っている。取ってくれ」 「はい」 士官は言われたとおり、縄を取り出す。これも有事の際の拘束具として常備していた。慣れた手つきで、竹刀と先革の方と、柄の方にそれぞれの足首をくくりつけた。 「いやぁ!!」 必然と足が大股開きになる。長めのスカートの裾で隠れているため、中は見えないが、足をとじることができない。体の大半の自由を奪われ、不安が募ってきた。 「……何を……するんですか……?」
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