出店者名 mille-feuille
タイトル カルミラ族の末裔
著者 伊藤裕美
価格 1,200円
ジャンル ファンタジー
ツイートする
紹介文
刊行10周年記念作品。単色カラー。

19世紀末、屋根裏で見つけた白い書を持ってベリイ女学校に入学したペネロピー・ザヴィアーは、
夏至の夜、時計塔に隠れ住むリデルに出逢う。
リデルは、対のような赤い書を持ち、不思議な仲間と暮らしていた。
ペネロピーによって書き進められる白の手記と、リデルによる赤の手記が織り成すゴシック・ロマンス。

◇B6判◇二段組◇168頁◇発行2017/5
※立ち読み→http://0mille-feuille0.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/57-3047.html?optimized=0


美の結晶の1冊!
京都恵文社でmille-feuille様の作品に出会ったのはいつの頃だったろうか。
以来、新作が出る度に買い集めていて、今回はめでたく作家活動10周年とのこと。おめでとうございます。
「カルミラ族の末裔」はそれにふさわしく、先ず「本の装丁」、紙とインクの香りからその美しさと気品が漂ってくる。
本作品は「赤の手記」と「白の手記」から構成されており、双子の美しいビスクドールを連続させるような作りになっている。
他人の日記を盗み見るような、見ちゃいけないのに、どうしても読まずにはいられない心理描写が巧みで、古いモノクローム映画を見ているかのようだ。
「赤の書」がこれまた耽美!小物の演出、情景、吸血鬼のもつエロチシズムと切なさ。
そして、一番好きな花「すみれ」がエッセンスとして効いている。
私もリデル様に血を差し上げてもよろしくてよ!…とすっかりファンになってしまった。
ラストの落としどころがこれまた「こうくるか!」と。
ぜひとも美しいものに触れたい方は読んでみてください。
推薦者綺鱗舎

手元に置いて繰り返し読みたい!
最初からぐいぐい引き込まれ、耽美な世界にめり込みました。
細部の描写、特に身につける衣服、装飾品についての描写は群を抜いて素晴らしく、
想像するだけでうっとりしてしまいます。
映像化されたらどんなに素敵だろうと思います。
幻想的なお話ですが、心理描写も差し迫るものがあり、
すっかりリデル様ファンです。
推薦者服部公実子