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B6版およそ200頁・価格1000円 2015年9月、白昼社より発行予定。 ── 続報はこのweb頁にて、 ツイート |
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Δ 会場販売 9月19日 ポエトリーリーディング大阪 / 20日 第三回文学フリマ大阪【D−01】白昼社 Δ 一般販売 Amazonほか9月20日以降納品。後日電子書籍化も予定。 Δ ご連絡先 hakuchusha07 at gmail.com / メールフォーム ………………
パピ子はかわいそうな女の子だ。 その島に名前はなく、十人の子どもたちはその島を「セカイ」と呼んだ。 「可愛いもの、というより正しいものというように思えるの」 女がエモくなるときほどくだらない時はないし、そうやって私をエモくさせる現象は出来る限り避けたかった。 「どうして瀉血してくださらないのです?」 色彩はやがて混ざらん水遊び 「わたしを先生の好きにしてほしいんです」 大事に、大事に育もうとしていたものをひと思いに殺してしまうだろう予感への、確信に満ちた快感。 だが、この美しい型に集中すればするほど、そこに収まりきらないもの達に気づく。 散る花も腐る果実も老いる身もなべて夜景を見ているようだ 果物は腐りかけがいちばん美味しい 雪歩は、熊の中で眠る。 執筆: 装画:なかの真実 意匠:深森亜未森 *赤木杏による「耽美映画」巻末コラム付き |
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